沖縄で日米野球が開催されたことは、やはり衝撃的でした。

(イラスト・Annie)

(イラスト・Annie)

(イラスト・Annie) (イラスト・Annie)

 バスやモノレールで行ける距離の球場に、ワールドシリーズに出場したばかりのメジャーリーガーや、両リーグの今年の首位打者が揃ってきていたり、胸に「JAPAN」を付けた日本代表の選手が普通にいるというこの現実・・・。ナント幸せな時代。そして、貴重なひと時。それが2014年11月20日(木)の夜でした。

 私は、TBSテレビの中継のスコアラー担当を仰せつかり、バックネット裏の最上段で、掛布雅之さん・槙原寛巳さん、阿部慎之助選手、TBS初田啓介アナウンサーと並んで試合を見ることになりました。

 午後4時ごろ、沖縄セルラースタジアム那覇に着いた瞬間から、そこは「異空間」。「ストラックアウト」の体験ブースや限定MLBグッズに長蛇の列。チケットは持ってないけど雰囲気だけ楽しもう!という感じの人も多く、試合開始2時間前なのに歩くのも大変なほどの混雑ぶり。出足の早さはいつもの沖縄の大会ではありえない状態でした。

 それは球場に入ってからも同じで、午後5時ごろには内野スタンドの6割が埋まり、外野芝生席は、ほぼ満席。ありえない・・・ありえない・・・。沖縄でプレーボール前からこんなに人がいるなんて! やっぱり史上初の日米野球は特別だったのです。だって、侍JAPANのベンチに行ったら、沖縄でキャンプを張らないソフトバンクと西武の選手が普通にいる! 柳田、松田、内川が目の前にいる!

 「ソフトバンク」の選手が「au」の球場にいるのもありえない(笑)

 試合前のセレモニーも感動的でした。メジャーリーグの選手がエイサーを見る。首里高校の生徒たちが「星条旗よ永遠なれ」と「君が代」を演奏する・・・という演出は、親善試合らしくて良かったし、始球式で子供たちがメジャーリーガーと各ポジションで触れ合ったのも素敵な演出でした。レフトのクリス・カーター(アストロズ)が、一緒に並んだ少年に一生懸命話しかけて、子供も必死に話している姿は微笑ましかった。

 試合に出ない選手たちも、すっかりリラックスムードで、試合前の選手紹介では、日米の選手が自分の所属チームの帽子を交換するために、手に帽子をもっていたのですが、侍JAPANのベンチでは前田健太を中心にふざけあっていて、カープの帽子を日本ハムの大谷翔平が試しにかぶっていたのですが、これが結構似合っていて、将来広島に移籍しても違和感無いなあ・・・と報道陣で盛り上がっていました(巨人の坂本は、カープの帽子は似合っていませんでした。だから一生巨人にいて下さい!!)。

 「異空間」と言えば、球場の設備もいつもと違っていました。何と言っても、バックスクリーン左に設営された「大型ビジョン」。選手紹介やイニング間のオモシロ映像など、メジャーリーグのスタジアムでは当たり前の「大型ビジョン」が那覇にもある!のはとても嬉しいことで、これが常設されれば毎年のプロ野球公式戦も盛り上がるのになあ・・・と思ったものでした(関係者の皆様、何とかお願いします)。

 球場に流れるモリアゲ曲もカッコ良かった! HARD ROCKファンにはたまらない選曲で、オジー・オズボーンの「クレイジー・トレイン」が流れた時には、隣にいるTBS初田アナウンサーと、「おい!ランディ・ローズのギターだぜ!」と興奮し合ったり、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」や、モトリー・クルー、ジミヘンでいちいちエアーギターしたりしていました(初田アナもROCKファンなのです)。MLBの選手の登場曲はHIP HOP系が多かったのに、ソフトバンク松田の時は「ゲラゲラポー」というのも、松田らしくて良かったかも。