サンバダンスを始めて5年。あの頃から、体重は7Kg減り、運動不足やストレスからくる慢性的な頭痛、冷え症、胃腸炎といった病気ともすっかり疎遠となりました。今の私の体はベストな状態です。
 あれだけ激しく腰を振り、高速な足さばきでステップを踏むスタミナダンス。元気に踊るために「何か特別なことをしているの?」と質問されることも多いですが、私の場合、特に筋トレや食事制限など、毎日ストイックに打ち込んでいることは、実はありません。(本当はやった方がいいのかもしれませんが)。でも、気をつけていることはあります。
 今回は、ベストコンディションを維持する秘訣についてお伝えします。

【サンバを始めたばかりで、太っていた頃】

【夏場に大活躍! 疲労回復に効く手作りの野菜ピクルス】

【疲れている時は、自宅でもリフレッシュアロマ】

【サンバ教室の周りもガーデニングで彩っています】

今の私。ベストコンディションで舞台に立っています

【サンバを始めたばかりで、太っていた頃】 【夏場に大活躍! 疲労回復に効く手作りの野菜ピクルス】 【疲れている時は、自宅でもリフレッシュアロマ】 【サンバ教室の周りもガーデニングで彩っています】 今の私。ベストコンディションで舞台に立っています 1

(1)食事制限はしない

 こう考えられるようになったのは、サンバと出合う前。OL時代に失敗したダイエットにさかのぼります。
 OLとして働いていた頃、仕事中心の不規則な生活を送っていました。ストレスから来る過食で一気に5~6キロ太ってしまったことも。「これはまずい」と、スポーツジムに通って3キロほどはすぐに落ちましたが、仕事が忙しくなると、運動時間が取れず、体重も増えたり減ったり、リバウンドの繰り返し。これは運動だけでは無理だと思い、食事制限をすることを決めたのです。
 試したのは、米やパンなどの炭水化物を食べない炭水化物抜きダイエット。朝食、昼食は順調にいくのですが、夜遅くまで残業があると、「何か食べたい」「甘い物が食べたい」という衝動に駆られるのです。「仕事もあるし、食べないと体も脳みそも持たない。少しだけなら…」と誘惑に負けて、言い訳をしながら、夜な夜なお菓子をちょこちょこつまんでいました。そうしている間に、体重は減るどころか、食べられないというストレスが災いして増加。気付いた時にはダイエット前の体重に逆戻りです。食事制限がかえって「食べたい病」を誘発させてしまう結果となってしまいました。
 この苦い経験を教訓に、体が食べ物を欲した時に食べたい物を食べることや「あれはダメ、これはダメ」「この時間からは何も口にしてはいけない」など、自分を縛るような制限は思い切って辞めることにしました。その代わり、一日にどのくらい体を動かしたかを意識して、食事は「使った分のエネルギーを補う」という思考に変えて、食事を楽しむことにしました。
 栄養分も必要なものを補うとの考えに基づいて、どうしても偏りがちな炭水化物は、筋肉を作るのに欠かせないタンパク質や、疲れを取るビタミン類を積極的に食べることで、摂取量を抑えていきました。そうすることで、食事に対するストレスを感じること無く、自然と体に良い食生活を送ることができ、日々のコンディション作りに役立っています。

(2)プロのボディメンテナンスを受ける

 普段から、ケガをしないように、スムーズに踊れるように欠かさずにストレッチをしています。ですが、同じ動作が続いたり、体の一部を過度に使うようなことがある場合、どうしても、疲れから筋肉が硬直したり、体の節々が動かしにくくなってしまいます。
 プロダンサーは、健康な体あってこその仕事。その都度、最高のパフォーマンスができる状態を維持する必要があるので、定期的にプロのボディメンテナンスを受けることも、欠かせない仕事の一つだと考えています。私の場合、100%信頼できる整骨院やアロママッサージサロンなどがあるので、その時々の体の状態やスケジュールに合わせて予約を入れ、タイミングよくケアができるような状況を作っています。
 大きな仕事が終わった後は、心も体もリフレッシュするため、大好きなアロマオイルのマッサージを受けるなど、次への活力となるように、自分へのご褒美をプレゼントするようにもしています。

(3)美しい物や新しい事に触れる


 
 前回のコラムでもつづりましたが、サンバダンスの醍醐味(だいごみ)は「即興ダンス」。個人のセンスで、生音に合わせて自由に踊る事が、難しくもあり、最大の魅力でもあると言われています。更には、サンバの祭典、カーニバルの演出や衣装も全て手作り。芸術的な感性、クリエイティブなセンスが問われるダンスでもあります。
 そのため、常に自分で「いいな」と思える美しい物やユニークな物に触れる機会や新たな体験や発見の機会をつくることで、創作のヒントをもらえ、表現の幅も豊かに広がっています。人の心を動かす表現は、演者も心動く体験をしていなければ、芸術的なダンスを生み出して多くの人々に伝えることはできません。内面を豊かにすることもベストなコンディション作りに欠かせないことなのです。

 サンバを始めて、変わったことと言えば、体重やメンテナンス方法だけではありません。友人たちから、「性格が丸くなった(昔はとがっていたのでしょうか?笑)」「表情が柔らかくなった!」「きれいになった」とうれしい言葉を掛けてもらえる機会がグッと増えました。これも全てサンバのおかげ。もはや私にとって、サンバは、仕事というよりも、心身のバランス維持に欠かせない生きる源であり、生活の一部なのです。
 真夏のギラッとした太陽の光が少しずつ和らいでいく季節。気候の変化に負けない体作り、一緒にいかがですか?
「Vamos sambar!(ヴァーモス サンバー、サンバを踊りましょう)」