沖縄で高い人気を誇るスポーツ、野球。特に、夏の甲子園への沖縄県民の情熱の傾け方は相当なもの。県代表の試合中は、普段よりも交通量がグッと減り、テレビにくぎ付け。そんな“社会現象”が、今年も始まる。
 球児たちの白熱のプレーには、もちろん大注目だが、最近、高校野球を観戦している中で、気になっていることがいくつかある。今回は、高校野球初心者に向けて、技術よりも外見、ファッションの内容でつづってみた。熱心な高校野球ファンには物足りないかもしれないが、お付き合いください

スリムなユニホームに身を包む高校球児

もみあげとひげをつなげて手入れされた、細く長いもみあげ

高校球児の中でも太眉が増えてきた。

沖縄の高校球児は眉毛を細く整える傾向に

スリムなユニホームに身を包む高校球児 もみあげとひげをつなげて手入れされた、細く長いもみあげ 高校球児の中でも太眉が増えてきた。 沖縄の高校球児は眉毛を細く整える傾向に

■球児のスタイル


 近年、球児たちの容姿が変わってきている。身長163センチ、脚の短い私のねたみが大いに入っているが、脚が長く、スラッとした体格で、スタイルが良いのだ。
 科学技術の進歩とライフスタイルの変化で、日本人の平均身長が高くなっているのは周知の事実だが、それと同時に、ユニホームがさらに、スタイルを良く見せている。要因は、“ピチピチ感”だ。
 最近の球児は、スリムな上着にピチピチのズボン、体全体のシルエットが明らかに分かるユニホームを着ている。だぼっとせず、肌にぴたっと吸い付くようなユニホームは、身長が高く、スタイルの良い球児ほど、さらにスタイルがよく見える。生地の柔らかさ、伸縮性、通気性の向上など、繊維技術の進歩によって実現したのだろう。一昔前までは、こんなピチピチのユニホーム、動きづらくて着られたものではなかったが…。
 彼らが着こなしているピチピチ感たっぷりのシンボル的存在は、メージャーリーグで最多安打記録や10年連続200安打などの記録を持つ、ニューヨーク・ヤンキースのイチロー選手だ。スマートでスタイリッシュな体型で、スリムなユニホームに身を包んでいる。イチロー選手、かっこいい。

 球児たちの体は、プロと比べると、胸板や上腕筋、お尻を中心とした太ももの太さなど、大きな差がある。まだまだ体は成長過程にあり、十分に鍛えられていないシルエットは細い。憧れの存在に少しでも近づきたい気持ちがユニホームの着こなしにも表れている。背伸びしているようで、とてもかわいい。

■丸刈りはイケている?


 球児のヘアスタイルにも注目だ。「野球部=丸刈り」という文化は近ごろ、崩壊しつつあるが、まだまだ丸刈りが優勢。髪を伸ばした方が、イケメンなのに…との声も聞こえてきそうだが、実は、周りが考えている以上に、球児自身が丸刈りをかっこいいと思っている。かつて、高校球児だった私もそうだった。
 (大人になって、丸刈りにすると何かしでかしてしまい、反省しているのか、髪の毛が薄くなってきてしまったのか、などと勘ぐってしまうのだが)
 そして、球児たちは、丸刈りに、独自のスタイルを見いだし、実践していたりする。この傾向は、沖縄県の高校球児に多く見られる。
 きっかけは、浦添商業高校がベスト4に進出した1997年までさかのぼる。