7月5日、6日に瀬長島で開催された『瀬長島ガールズポップフェスティバル2014』を見てきました。このイベントは全国から総勢36組のアイドルが瀬長島に集結。沖縄県内からも、らぐぅんぶるぅ、RYUKYU IDOL、ぴらのぱうるす&ぱっきゃまらんどが参加。2日間に渡りパフォーマンスを繰り広げる沖縄最大の野外アイドルフェスでした。
その中から、特に私の印象に残ったアイドルを3組紹介します。

総勢36組のアイドルが熱いステージを繰り広げた「瀬長島ガールズポップフェスティバル2014」。写真は山口活性学園=7月5日午前10時ごろ、(写真提供 ワンダーリューキュー)

魔法女子セイレーンhttp://youtu.be/AILUWRz3oas

魔法の国からやってきた、魔法使い見習いという設定のアイドルユニット。
世界観をしっかり持っており、歌はミュージカル仕立て。曲調に幅があり、ライブ全体を通してお芝居を見ているような気分になります。

Predia(プレディア)http://youtu.be/huBbstmQFXI

ダイヤ(dia)の原石(pre)の意味を持つ10人組「大人系セクシーユニット」
多くのアイドルユニットが10代で構成されているのに対し、prediaは20代のメンバーで「オトナ」を強調。しかしアイドルとしてのライブの作法は踏襲し、しっかりオトナでアイドルを成立させています。

i☆Ris(アイリス) http://youtu.be/h6pjROpUVGk

声優とアイドルの活動を両立するハイブリッドユニット。
最近では多くの声優が歌手活動もしており田村ゆかり、水樹奈々、スフィアなど絶大な人気を博しています。i☆Risでは駆け出しの声優でアイドルユニットを結成。アニソンのカバーから始まり、今ではアニメのエンディングテーマも担当しています。

■アイドルはなぜアイドルなのか?


アイドルは歌手でもダンサーでもありません。実際、歌もダンスも下手なアイドルもいます。では、その「アイドル」と「素人」との違いは何かといえば、それはコンセプトです。

先ほど挙げた魔法女子セイレーンは「見習い魔法使い」のアイドル、Prediaは「オトナ」のアイドル、I☆Risは「声優がアニソンを歌う」アイドルです。

アイドルは、コンセプトに沿ったユニット名を決め、メンバーを集め、衣装や楽曲を作り、パフォーマンスをすることにより初めてアイドルとして成立します。たとえパフォーマンスが稚拙であっても、きちんと見てくれてる皆様にコンセプトを伝えて活動していけば、それは立派なアイドルなのです。

当然ながら、コンセプトがあればアイドルが歌もダンスも下手なままで良いということではありません。歌手やダンサーとの大きな違いは、技術を売りにするのではなく、コンセプトに沿った活動と日々の成長がアイドルとしての売りなのです。

そのため、アイドルに必要なのはアイドルの女の子達よりも、コンセプトを立ててそれを実行に移すプロデューサーなのです。プロデューサーがちゃんと動けばアイドルは活動できますが、プロデューサー不在ではたとえ女の子が何人集まったとしても、それはただの女の子の集まりでしかなく、アイドルではありません。

■アイドル視されること


コンセプトを立ててアイドルとして活動を始めることで、次に重要なことは、周りがアイドルとして見てくれるかです。これが一番ハードルが高く、難しい課題です。

きっちりとアイドルとしての振る舞いをこなし、活動を続けていくことで、同世代から憧れの眼差しで、大人からは可愛がられ応援される存在になる必要があります。そうして特別視してくれる人たちが熱心なファンとなります。

また、一般的に芸能人が芸能人として認識される一番の要因は、メディアに出ていることです。ローカルアイドルも芸能人としての位置づけでアイドルと認められるためには、自前でのネットメディアを利用したコンテンツ作りから始めて各種メディアが取り上げるきっかけ、話題作りが必要です。

瀬長島フェスに出演された県外のアイドル達はみなコンセプトもパフォーマンスも最高で、とてもよい刺激となりました。また次回があれば、県外から新たなアイドルがたくさん来て欲しいですし、沖縄県内からもそれに負けないアイドルが登場することを期待しています。