プロデュース!! ちょっと前、全盛期のアイドルグループと同じくらいはやった言葉。地域でがんばっているプロデューサー、彼らはどのように人を巻き込もうとしているのだろうか。

中国・四国・九州地区生涯教育実践研究交流会の会場=5月、福岡県立社会総合センター

「笑わせたいわ笑(しょう)学校」のプレゼン資料

中国・四国・九州地区生涯教育実践研究交流会の会場=5月、福岡県立社会総合センター 「笑わせたいわ笑(しょう)学校」のプレゼン資料

 今年の5月、お手伝いさせてもらっているNPO法人「1万人井戸端会議」さんのご厚意で、福岡で行われた「中国・四国・九州地区 生涯教育実践研究交流会」に出席することができた。各地で地域活性や社会教育、課題解決に取り組んでいる団体からさまざまな報告があった。

 例えば、公民館が中心となった街づくり、皆が集い楽しみながら事業を行うコミュニティーカフェ、フォーラムを中心とした生涯教育による街づくり、笑いを取り入れたワークショップ、過疎地の小学校のプールを会場にしたイベントなどなど。楽しいプレゼンに聞き入ってしまったが、異なる事例なのに、ある共通点を見出すことができた。そう、それが冒頭に挙げた「プロデュース」だ。

 プロデュースとはなんぞや? というと、それぞれのプロジェクトにおける「企画」「マーケティング」「キャスト(役割分担)「制作」「マネージメント(コスト、スケジュールの管理)」「プロモーション」など全般の業務を指し、それを統括している人をプロデューサーという。

 プロデューサーに必要な能力に、プロジェクトを俯瞰して見ることができる戦略眼と細かくマネージメントできる戦術眼がある。とかく、企画力が優れている人をイメージしそうだがそうではない。有名なプロデューサー秋元康さんは「プロデューサーは0を1にする作業ではなくて、0.1を1にする作業」と述べている。

 つまり、1つのことを角度を変えて新しく見せたり、付加価値をつけて見せることが出来る人である。今回の研修では、まさにその「プロデュース」という視点から見ると、いろいろ納得いくことが分かった。

 まず、企画。先にも述べたが、企画がすべてのように思われる方は多い。確かに優れた企画は人を集めることができる。