私が創設したリンパセラピスト資格取得スクールでは2010年に10人の卒業生を世に送り出しました。全員が順調にセラピストの道を歩んでいるはずだと思っていた私は、1年後、サロンのオープンに向けてもがき苦しんでいる彼女たちの言葉を聞くことになりました。

生徒たちの悩みから実現した「楽しんじゃってくだ祭」の真っ最中

創設したリンパセラピスト資格取得スクールでは、生徒の理解が早まるように、自筆のイラストなどを用意して指導

「楽しんじゃってくだ祭」には、約30の“小さな起業家”が出店。お客さんもひっきりなしに入ってくる

生徒たちの悩みから実現した「楽しんじゃってくだ祭」の真っ最中 創設したリンパセラピスト資格取得スクールでは、生徒の理解が早まるように、自筆のイラストなどを用意して指導 「楽しんじゃってくだ祭」には、約30の“小さな起業家”が出店。お客さんもひっきりなしに入ってくる

「お客様と触れあうチャンスが欲しい」「1~2年後には店を持ちたいが、自信がない」「サロンがないので施術する場所がほしい」との声

 実際にマッサージを施すことでお客様の反応を確かめられたら? ファンが付いてくれたら? 1日だけでも自分のサロンを持つことができたら?

 彼女たちがスキルを発揮できる機会はないか、夢をつかむ後押しができないか、考えた末の結論は「そうだ、イベントをしよう!」でした。早速、サロンのお客様や起業をしている友人たちに話してみたところ、
「私もカラーセラピーの資格を取ったけれど、活用できていない」「鞄や洋服をハンドメイドしているんだけど、プレゼントするだけじゃなく、販売してみたい」「飲食店のオープン前に力試しをしたい」

など、意外にもリンパセラピストスクールの卒業生と似たような声が聞こえてきました。

資格を取り、技術を身につけたものの、生かすことがないまま、失効してしまった方もいました。資格の取得には時間と経費がかかります。せっかく取った資格を無駄にしてしまうのは悲しいことです。

 ただ、私もイベントを開くどころか、イベントにもほとんど出かけたこともないド素人。どんな場所でやるのか、どれだけの経費や準備期間が必要なのか、ノウハウが全くありません。

 そんな時、サロンのお客様から提案がありました。「雑貨屋をしていて、ひな人形や五月人形の展示販売をしているが、セールのない時期は、空きスペースができて寂しい」と。よくよく話を聞くと、その店舗は、私のサロンから近く、駐車スペースもあり、会議用テーブルが20個ほど並べるほどの大きさ。しかもすでにテーブルといすもある。

「会場はここで決まった!」