沖縄県の起業率は全国1位ですが、残念ながら廃業率も全国1位です。(経済産業省「事業所・企業統計調査」)なぜ倒産してしまうのでしょうか?
 その理由のほとんどが「見込み客を集めることができない」からです。おそらく、倒産した会社やお店は、素晴らしい商品やサービスを提供していたはずです。残念ながら、「見込み客の集め方」を知らなかっただけで、倒産してしまう。ということは、「見込み客の集め方」さえわかっていれば、倒産する会社も現状より減少するでしょう。
 どうやって見込み客を集めたらいいのか?
 それは、広告です。広告を使って見込み客を集めるのです。しかし、「広告の正しいつくり方」は広く知られていません。わたしは、「売れる広告のつくり方をアドバイスする」という仕事をやっていて、これまで、「広告の正しいつくり方」を知らない人がこんなに多くいるのかと何度も実感してきました。考えてみれば、わたしたちは、「広告の正しいつくり方」を学ぶ機会など、ほとんどなく、広告を活用して見込み客を集めていくためのトレーニングも受けていません。小学校、中学校、高校では、「広告の正しいつくり方」という授業は無いですし、大学に行けば、「マーケティング概論」というような理論を教える講義はあるかもしれませんが、
 「具体的にどうやって見込み客を集めるのか?」
 「売れるチラシをどう作るのか?」
といった内容は絶対に学べません。だから、社会に出て就職した会社の独自のやり方で実践してくわけですけど、だいたいその独自のやり方が間違っていることが多いのです。どんな職業に就いても見込み客を集めるために必要なスキルなのに、どうして、そのためのトレーニングをする機会がないのか、とても不思議に思います。仮に学生の頃から「広告の正しいつくり方」を勉強して、アルバイト先で実践し、その成果を面接でアピールできたら、どんな企業も関心を示してくれるでしょう。
 現在、多くの企業やお店で、広告・マーケティングの重要性、必要性は増しているように思います。伝わる広告を作ることや、効果的なメディアを選択することなど、広告・マーケティングがビジネスの成否を分けることもあるでしょう。重要性、必要性が増しているのに、そのためのトレーニングを受ける機会がないのです。それなら、わたしが積み重ねてきた「広告・マーケティングの実践」が何らかのお役にたてるかもしれない、そういった思いが、今回寄稿させていただく動機となっています。