今月は多くの方々が期待と不安を胸に、新社会人としてスタートされたのではないでしょうか。ネット上では多くの方々がブログやホームページなどで新入社員のみなさまへ多種多様なメッセージを送っており、それらを参考にされた方もいると思います。これまでのレポートでは、データを用いながら県内の雇用環境を紹介してきましたが、今回は研究データを紹介しつつ、個人的な体験を交えながら、新社会人のみなさまへ私なりのメッセージをお伝えできればと思います。

あなたは仕事優先派? 余暇優先派?


 先日公表された沖縄県の第8回県民意識調査報告書「くらしについてのアンケート結果(2012年10月調査)」で、「いつでも仕事を優先させる」か、それとも「休みをつぶしてまで仕事をしようとは思わない」か、との質問がありました。結果は、「いつでも仕事を優先させる」(A)と「どちらかといえばAに近い」を選択した人の合計が51.0%でした。一方、「休みをつぶしてまで仕事をしようと思わない」(B)と「どちらかといえばBに近い」の合計は47.4%となっています。この結果の限りでは、他府県との比較はできないのですが沖縄県民では、余暇優先派より仕事優先派が上回っていると言えそうです。
 ただ、年代別にみてみると、20代は、仕事優先派が35.6%、余暇重視派が63.1%となり最も仕事重視派が少ない世代となっています。前回調査(2009年10月)と比較しても、余暇重視派が若干増加しています。県内の20代は余暇を重視する傾向が強まってきていると言えそうですが、新入社員のみなさまはどのような気持ちを持たれているでしょうか。

「最初の3年」は大切というけれど・・・


 しかし一方で、職場で働くようになると、上司や先輩から「とにかく3年は一生懸命頑張りなさい」という激励をもらうことが多いのではないでしょうか。では、本当に「最初の3年」がその後の職業人生にとって重要なのでしょうか。
 実は、全国的な調査ではありますが、「最初の3年」を切り口にした分析が行われています。その結果によれば、仕事につき始めて最初の3年の間に「仕事が自分に向いているかもしれない」との感覚を持つことができた人は、そのような感覚を持つことができなかった人に比べて、その後も働き続ける割合も高く、さらには所得も高くなっているとの結果が出ているのです。「最初の3年の大切さ」というのは単なる俗説ではなかったのです。