前回の投稿から大分時間がたってしまいました。VOTEの新田です。

開票作業の様子=2010年、沖縄県内

 さて、年が明け、約2カ月になりますが、沖縄ではどれくらいの選挙があったかご存知ですか? 記憶に新しいのは名護市長選挙だと思いますが、他にもいろんな選挙がありました。首長選挙だけで、南城市長選挙(無投票)八重瀬町長選挙(無投票)読谷村長選挙(無投票)渡名喜村長選挙(無投票)名護市長選挙の5つ。

 無投票選挙が続いていますね。これについてはまた今度、別な角度から書かせていただききたいと思いますが、名護市長選挙ではインターネットを使っていろんなことが行われたみたいですね。誰でも気軽に情報を発信できるインターネット。選挙活動でも昨年から解禁になりましたが、選挙「活動」と選挙「啓発」の違いを分かってもらって、うまく活用してほしいです。今回はそんな視点から。

 私はVOTEの活動に関わって9年目になります。昨年、公職選挙法が改正されインターネットを活用した選挙活動が解禁になりましたが、いわゆる「ネット選挙」の解禁によって、いろんな選挙啓発の可能性が広がり、手軽に選挙の応援や啓発を行えるようになりました。本当にこの1年で多くの方が選挙「啓発」に取り組み出した気がします。しかし、「投票に行きましょう!」と様々なツールを使って声かけするにしても、注意しないといけないことがいくつかあるのでそこを今回は書きたいと思います。

 まず選挙「運動」と選挙「啓発」の違いって何か分かりますか?

 選挙「運動」は「選挙期間中に私(もしくは支持している候補者)に投票してください」という活動です。一方、選挙「啓発」は「投票に行きましょう!」と投票行動を促す活動です。これは限定された期間はありません。ついでに政治活動についても言うと、政治活動は「政治目的をもって行われる活動で、選挙運動を除いたもの」です。

 大枠が分かったところで、選挙「啓発」について。一番大事なことというかこれだけ分かってほしいこと。それは選挙「啓発」は大前提として、「公平・中立・公正」でないといけないということです。「投票に行きましょう!」と投票行動を促す行為であったとしても、特定の候補者への投票を促すような圧力や雰囲気などがあることも絶対にいけません。これは正直なところ判断が難しいです。

 例えばこういうことです。「投票に行きましょう!」と選挙「啓発」を促す人が、啓発の対象としている選挙において、特定の候補者を支援していたりすると、特定の候補者へ投票を促すことになるので、選挙「活動」とみなされる恐れがあります。そもそも選挙啓発で大前提としてあるべき公平・中立・公正が守られないのです。