沖縄と奄美群島を結ぶ航空、船舶の運賃が1日から安くなる。沖縄県が鹿児島県と連携し、割引分を半額ずつ負担。空路は2150~4100円、航路は1400~2千円、お得になる。

航空機・航路における運賃の低減

 鹿児島県は昨年10月からことし3月まで閑散期の観光キャンペーンとして運賃を助成していたが、1日からは両県で連携し、通年で実施する。

 沖縄と歴史的・文化的つながりが深い奄美群島との交流を促進することや、「奄美・琉球」の世界自然遺産登録に向け、移動しやすい環境を整える狙いがある。沖縄県は一括交付金を財源に充てる。

 県地域・離島課によると、空路は琉球エアーコミューター(RAC)の那覇-奄美、与論の2路線。搭乗前日までに購入する特便割引1は2500~4100円、28日前までに購入する先得割引Aは2150~3200円引きになる。

 船舶は、マルエーフェリーとマリックスラインが運航する那覇、本部-奄美、徳之島、沖永良部、与論の各路線が対象。奄美、徳之島便が2千円、沖永良部、与論便が1400円それぞれ割引される。

 県によると、両地域間の旅客数は2014年度、空路で約4万2千人、航路で約5万7千人。奄美出身者でつくる沖縄奄美連合会からは、移動費の負担軽減を求める声が上がっていた。

 沖縄奄美連合会の奥田末吉会長(糸満市)は「移動コストがネックになっていたが、行き来しやすくなれば交流も深まり、振興発展につながる。念願がかなってうれしい」と歓迎した。