2日午前2時37分ごろ、那覇市泊の路上のベンチで「赤ちゃんが置かれている」と近所の住民から110番通報があり、生後間もない男の乳児が置き去りにされているのが見つかった。

男児が置かれていた機材置き場のベンチ=2日午前11時7分、那覇市泊

男児が置かれていた機材置き場のベンチ=2日午前11時7分、那覇市泊

 那覇署によると、男児は生後1~2日とみられ、体重は約2800グラム。へその緒が付いた状態で、適切に処理されていないことから、病院での出産ではないとみている。本島南部の病院へ搬送され、命に別条はない。同署は、保護責任者遺棄の疑いも視野に捜査している。

 男児を発見した女性(40)によると、女性が発見現場付近の自宅3階で就寝しようとしていると、外から「オギャー」と泣き声が聞こえた。駆け付けると男児がダイビングショップ横の機材を置く木製ベンチに、布製の買い物バッグの上に服を着たまま置かれていたという。男児は、赤ちゃん用の赤い服を着せられ、へその緒は裁縫用の黒い糸で結ばれていた。女性が抱っこすると泣きやんだという。「赤ちゃんはお母さんのぬくもりが欲しかったはず」と話した。

 自治会の役割を担う泊会の比嘉昭夫副会長(72)は「事件事故があまりないのどかな地域なので、驚いている。赤ちゃんは元気だったと聞いてホッとした。早く母親が名乗り出てきてほしい」と訴えた。