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  • 台風発生が最も遅かった1998年は世界的なサンゴ白化現象が起きた
  • 台風が少ない影響で海水がかき混ぜられず水温が高くなったため
  • 今年もエルニーニョ現象の終息で台風発生が少ない可能性がある

 過去2番目に遅い発生となった台風1号。気象庁や沖縄気象台は、南米ペルー沖の海面水温が高くなるエルニーニョ現象が終息した影響で、ことしは台風発生が遅れたとみている。台風の発生が最も遅かった1998年も同現象が終息した年で、世界的なサンゴの白化現象が起きた。

水深約2メートルの岩場で白化したサンゴ(2013年9月、北谷町)

 同現象が終息すると、インド洋の海面水温が平年より高くなって低気圧となる。その影響で、台風の発生場所となるフィリピンの東方付近は高気圧が強く張り出し、台風が発生しにくいという。

 台風の年平均発生数は25・6個だが、98年は16個と少なかった。沖縄気象台は「発生が遅くなったため、ことしも発生数が少なくなる可能性はあるが、今後の気候次第でまだ分からない」とする。

 98年は台風が少なかった影響で東シナ海南部の海水があまりかき混ぜられず、海水温が高くなり、サンゴの白化現象も進んだ。沖縄気象台は、現時点の海水温はそれほど高くなく、白化現象への影響も分からないとした。