「ネットと愛国」などの著書があるジャーナリストの安田浩一さんがこのほど、朝日新聞出版から新著「沖縄の新聞は本当に『偏向』しているのか」(全304ページ、税別1400円)を出した。

沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか

 米軍基地関係の報道などを巡り沖縄タイムス、琉球新報の2紙に向けられる「偏向」との批判や、インターネット上で拡散する「嫌沖」の空気に対し、2紙の記者や県民などの取材を通して反論。「沖縄を巡って、日本社会全体が問われている」とつづっている。

 安田さんは取材の動機について「県民を同胞と思わず、攻撃し中傷する本土側の動きをきちんと自分の中で考えたかった」と説明。 地元2紙の報道については「地方紙としてごく当たり前の使命を果たしているにすぎない。沖縄の新聞は基地のことしか書かない、と冷めた目で見る同業者にも読んでもらいたい」と話した。