沖縄署は4日、酒気を帯びた状態で車を運転したとして、米軍嘉手納基地所属の2等軍曹(27)を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。元米海兵隊員による暴行殺人事件を受けた米軍の飲酒規制が6月28日に緩和されて以降、米軍人が同容疑で逮捕されるのは初めて。

 同署によると、容疑者の呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたが、「酒は一切飲んでいない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、4日午前4時5分ごろ、北谷町美浜1丁目の町道で普通乗用車を飲酒運転した疑い。同署がパトロール中に、ふらつく車両を発見。署員が職務質問したところ、容疑者から酒のにおいがしたため、アルコール検査し、酒気帯び運転が発覚した。同乗者はいなかったという。

 在沖米軍は、うるま市の会社員女性を殺害、遺棄したとして元米海兵隊員の軍属が逮捕された事件を受け、沖縄に住む全軍人に基地や自宅の外での飲酒を禁止。「哀悼の意を示す期間」として5月27日~6月24日までの間、午前0時までの帰宅を義務付ける綱紀粛正策を実施したが、28日まで措置を延長。解除後、全階級を対象に午前1~5時まで一律外出禁止した。基地外で飲酒する際は午前0時までに店を出ることなどを規定している。

 県警交通指導課によると、ことし1月~6月末までに米軍人と軍属およびその家族の飲酒運転の摘発件数は28件。前年同期比で同数となっている。