5月、アパレルブランド「HENZA」を設立し目下、7月に東京と沖縄で開く初の展示会の準備に追われている。

独自ブランド「HENZA」について語る平安座さん。「欧州ブランドみたいって言われます」=沖縄タイムス東京支社

 「自立した女性ほど美しいものはない」がコンセプト。社会で慌ただしく生きる女性がオフを満喫するシーンで着るファッション。「シンプル、ナチュラルで、開放的なロサンゼルスの女性のイメージ」と説明する。雑貨を含めライフスタイル全体を提案していく。

 服は胸元が開いて露出が多かったり、陽光に映えるカラフルな色合いだったりで、洗練された感も漂う。デザインに合った生地選びも徹底してこだわる。「東京では着られないのではという感覚にあえて挑戦している。ニーズがあるのは分かっているから」。コンセプトがうたう自立した女性の自信がのぞく。

 憧れのデザイナーを目指し2010年に上京、文化服装学院へ入学。昼は人気ショップで働き、夜は勉強、帰宅後も学校の課題に取り組む「休みのない生活」を3年送った。

 卒業後はブランドのコンサル業などを経験、採用された商社でデザイナーとしてブランド立ち上げを任された。ネットや展示会で販売する方式だが、街の人気ショップ並みの売り上げがあったという。それでも「自分のブランドを」との気が高まり、独立した。

 業界人やモデルを含め、培った人とのつながりが財産だ。「新しい感性、インスピレーションを常に受ける。次の創作につながっている」と話す。明るく気さくな性格、行動力がつながりを広げているようだ。

 「とにかく沖縄が好き」という。流行の最先端の東京を離れられないのでは、と聞くと「絶対帰ります」ときっぱり。「行ったり来たりしながら、将来は工場を持ちファッションで沖縄に貢献したい」と夢を語った。(東京報道部・宮城栄作)

 へんざ・れな 1989年、沖縄市出身。コザ高、沖縄キリスト教短大、文化服装学院を卒業。大昌貿易行でブランド「ROSEM」を立ち上げ、約2年運営して独立した。「HENZA」の初展示会は7月15、16日に東京都目黒区で、22、23日は北谷町美浜で開催。