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  • 名護市の仲尾次集落には「止マレ」の道路標示が120カ所もある
  • 県内で初めて区単位で交通安全友の会ができた土地柄で意識が高い
  • 熱心な活動は近隣集落にも波及。「安心して運転や歩行ができる」

 沖縄県名護市の仲尾次(なかおし)の集落に入ると、あじまー(交差点)ごとに「止マレ」の文字が道路に描かれていることに気付く。その数、約120カ所。沖縄県内で初めて区単位の交通安全友の会を発足させた土地柄で、熱心な活動が続いている。

「止マレ」の道路標示を紹介する仲井間区長(左)と宮里会長=名護市仲尾次

4カ所に「止マレ」と書かれた交差点

「止マレ」の道路標示を紹介する仲井間区長(左)と宮里会長=名護市仲尾次 4カ所に「止マレ」と書かれた交差点

 道路標示は1980年ごろ、友の会会員のアイデアで始まったという。交差点に入る4本の道全てに「止マレ」の文字がある所も。優先道路はなく、みんなが気を付けるべきだと教えられているようだ。

 標示の取り組みは今では羽地地域15区のうち14区に広がっている。「トマレ」「とまれ」「STOP」。文字は各区で微妙に違う。中にはペンキが薄れて確認しにくい所もあるが、仲尾次区は毎年6月に友の会が塗り直し、はっきり見えるようにしている。

 会員は約110人。会長の宮里文博さん(65)は「交通安全は仲尾次が何でも最初。ルーツであることが自慢です」と笑顔で話す。

 同区は「交通安全お守り袋」の発祥地でもある。仲井間宗徳区長は「女性も交通安全指導に参加してほしい」とさらなる活動充実を目指す。

 隣の川上区で交通安全友の会の会長を務めていた玉城清秀さん(69)は約30年前、仲尾次を見習って道路に「トマレ」と書いた。「仲尾次の交通安全意識は素晴らしい」。今では川上にも約100カ所の標示があり、「安心して運転したり歩いたりできるようになった」と胸を張る。

 仲尾区は昨年、黄色いペンキで「STOP」と記した。稲嶺区もことし4月、子ども会が塗り直すなど、羽地地域は交通安全の意識が高まっている。(玉城学通信員)