【西原】ニシバル歴史の会(長嶺一男会長)が3月に琉球王朝第2尚氏の初代国王「尚円王」になった金丸を紹介する紙芝居「金丸こそわれらが王なり」を作り、西原町内の中学校で読み聞かせをしている。長嶺会長は「西原にまつわる歴史を子どもたちに印象付けられたら」と、学校現場で広めていきたい考えだ。

金丸が尚円王になり、村人が喜ぶラストシーンを読み聞かせする佐渡山安博さん(左)=西原町役場教育長室

ニシバル歴史の会による紙芝居の読み聞かせ=西原中学校(提供)

金丸が尚円王になり、村人が喜ぶラストシーンを読み聞かせする佐渡山安博さん(左)=西原町役場教育長室 ニシバル歴史の会による紙芝居の読み聞かせ=西原中学校(提供)

 紙芝居の文・絵を担当したのは「さどやん」こと、かみしばいや~の佐渡山安博さん(47)。このほど、町教育長室で佐渡山さんによる読み聞かせがあり、同会の関係者らが紙芝居を紹介した。

 物語は500年以上前の琉球王朝時代、役人として西原町の内間御殿に住んでいた伊是名出身の金丸が実力を認められ、尚円王になるまでのストーリー。金丸と掛け合いをする村の少年を物語に登場させ、子どもが感情移入しやすいように工夫したという。

 町文化協会の組踊り「内間御鎖金丸」の台本などを基に、昨年9月から半年間かけて制作。子どもに理解しやすい構成にしようと、紙芝居の対象年齢は小学5年~中学生までに設定した。

 紙芝居を見た小橋川明教育長は「朝の読み聞かせの時間にもぴったりだ」と評価。昨年度は尚円王生誕600年で、5年後には即位550年事業を控えていることに触れ、「紙芝居を活用して啓発していけたら」と期待を寄せた。

 長嶺会長は「ニシバル歴史の会の女性会員を中心に、西原中で読み聞かせを始めている。町内の小中学校にどんどん広げていきたい」と話した。