県立芸術大学(比嘉康春学長)音楽学部の1年生41人が、大学側のミスで教職科目を履修できないことが7日、分かった。4月の学部改編に伴い必要だった文部科学省への申請手続きを「制度の理解不足」で怠ったため。比嘉学長は本紙の取材に「申し訳ない」と謝罪した上で「2年次以降に履修できるよう努力する」と説明した。

 発覚したのは入試作業が終わった3月。同学部1年生は教職科目を履修できないことを知らぬまま入学した。1年生の1人は「教職を取りに来たのに、説明があったのはつい最近。進路に関わるので早く知りたかったし、謝って済む話ではない」と不満をぶつける。

 同部はこれまで、中学と高校の音楽教諭1種免許状が取得できた。新設の「音楽表現専攻」と「音楽文化専攻」は2014年度末までに文科省へ教職課程認定申請をすべきだったが、大学側が手続きを見落とし、16年3月に申請。このため、16年度は開講できず、学生は1年次で履修できる2科目を受講できなくなった。

 現在は、17年度から認定を得るための手続きを進めており、文科省の回答は12月になる見込み。現時点で2年次から受講できるか未確定という。今月以降募集要項の配布などが始まる17年度入試へも影響する。

 比嘉学長は「何としても4年間で教職科目を履修できるようにしたい」と釈明。1年生には4月の入学時に履修できないことのみを伝え、6月29日に詳細を説明し謝罪した。(社会部・嘉数よしの)