沖縄県が昨年8~9月に行った「おきなわ企業魅力発見事業」でインターンシップ(就業体験)を受講した県内の大学生41人について、受講前と修了半年後を比べると、企業が採用の目安の一つにする「コンピテンシー(実践的行動力)」が上昇したことが分かった。半年後の点数は28~35歳の社会人の水準に迫っているという。大学生を調査した県雇用政策課とNPO法人・沖縄人財クラスタ研究会(白井旬代表理事)が8日までに公表した。

コンビテンシーの総合結果

 コンピテンシーは、どんな状況でも常に最良の結果を目指し、努力する力量のこと。「対人基礎力」「対自己基礎力」「対課題基礎力」の3分野を調べ、7点満点で数値化される。

 同研究会が受講前と事業修了半年後にテストした結果、大学1~3年の受講生らの点数は、受講前の3・12から修了半年後に4・32へ上昇。4年制大学全体の平均3・21を上回り、28~35歳の社会人の平均4・64に迫った。

 相手のことを考えながら目標に向かって組織を動かす「協働力」、気持ちの揺れをコントロールする「感情制御力」、やる気を維持する「自信創出力」の変化が顕著だったという。

 結果について、白井代表理事は「事前研修や企業でのインターン、事後研修がうまく機能し、学生の行動の変容につながったのでは」と分析。「海外からの観光客が増え、グローバル化が進む沖縄に住む若者にこそコンピテンシーは必要。個々を高めてほしい」と話した。

 県は本年度の夏期・おきなわ企業魅力発見事業「Gut’s(ガッツ)」インターンシップに参加する学生と企業の参加を呼び掛けている。学生の応募締め切りは20日。詳細はhttp://guts-okinawa.jp/