参院選沖縄選挙区では自民公認の現職で沖縄担当相の島尻安伊子氏(51)=公明、維新推薦=と、無所属新人で元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)が集票に奔走している。両陣営は今回の投票率を53~60%と予想。当選ラインはそれぞれ30万票以上を見通し、最終盤戦で追い込みを掛ける。

 沖縄タイムス社と朝日新聞社が合同で5、6の両日に実施した世論調査では、投票に「必ず行く」が78%、「できれば行きたい」が17%となり、合わせて95%が意欲を示した。「行かない」は3%だった。

 沖縄選挙区の投票率は2007年補欠選で過去最低の47・81%に低下。その後も伸び悩み、13年の本選も53・43%にとどまった。

 今参院選で島尻氏の陣営は60%の投票率を目標に、投票の呼び掛けなどを徹底。陣営幹部は「厳しい選挙だと言われているが、危機感が強い時ほど保守の組織力は機能し、投票数が増える」と強調。「事実上の一騎打ちで対立軸も明確だ」と話し、最低でも53%以上とみている。

 伊波氏の陣営幹部は「選挙期間が短く急な運動だったこともある」として、前回参院選と同じ53%程度と予想する。別の陣営幹部は、伊波氏が選挙情勢を左右するとされる無党派層への広がりをみせていることを念頭に「投票率が上がれば伊波氏に有利になる」との見方を示した。

 当選ラインは投票率によっても変わるが、島尻陣営は30万票以上、伊波陣営は31万票を見込んでいる。(参院選取材班)