沖縄美ら海水族館は13日、国頭村東海岸沖の水深千メートルの深海で新種のコシオリエビを発見したと発表した。水深が深いことを表す「千尋」からチヒロチュウコシオリエビと名付けられた。

国頭村沖で見つかった新種、チヒロチュウコシオリエビ。標本化の過程で脱色されているが生きている時の色は不明(駒井智幸氏提供)

 水族館の東地拓生氏と千葉県立中央博物館の駒井智幸氏が共同で学術誌に論文を発表した。

 体長は約7センチで、目が退化して小さいのが特徴。東地氏は「深海の生き物には暗い中で目が大きくなる種もあるが、発見された新種は見ることを諦めて触覚などに頼っているようだ」と説明した。また、日本初記録となるアデヤカチュウコシオリエビ(体長約7センチ)も伊江島沖の水深約500メートルで採集した。これまでインドネシアとされていた分布域の北限を大きく更新した。

 新種や初記録種の標本は厳密な管理が求められるため、展示はしていない。