参院選比例代表に立候補した沖縄県出身の4氏も選挙期間最終日の9日、県内や都内での街頭演説で有権者に支持を訴えた。日本全国の有権者から票を集める比例代表に名乗りを上げた4氏は6月22日の公示日から18日間で沖縄や全国各地を飛び回り、各政党や候補者自身の政策の浸透に奔走した。

(左から)手登根安則氏、儀武剛氏、真栄里保氏、今井絵理子氏

■希望持てる子育て支援 今井絵理子氏(自民)

 自民党から立候補した歌手の今井絵理子氏(32)は、東京・池袋の街頭演説で「子どもの貧困は沖縄でも全国でも広がっている。希望を絶やさず、未来に不安を抱かないまちづくり、子育て支援をする」と主張。息子に聴覚障がいがあることを説明し「当事者の目線で、お母さんの気持ちをくみ取りながら政治の場で活躍していきたい」と訴えた。有権者らと写真を撮るなどして支持を訴えた。

■新基地と改憲絶対反対 真栄里保氏(共産)

 共産公認で党県委員会常任委員の真栄里保氏(59)は那覇市泊の国道58号沿いでマイクを握り、赤嶺政賢県委員長とともに最後の訴えを行った。

 名護市辺野古の新基地建設問題で「県民はいつまで基地あるが故の事件事故に苦しみ、不安を抱いて生活しなければならないのか。犯罪の根源である新たな基地、辺野古は絶対に造らせない」と主張し、改憲に反対する姿勢も強調した。

■沖縄問題、中立から解決 儀武剛氏(おおさか維新)

 おおさか維新の会から立候補した前金武町長の儀武剛氏(54)は、那覇市牧志での演説で、「『沖縄問題』の『問題』を取り除きたい。維新という中立の立場から与野党に声を掛け、沖縄の基地、雇用、経済問題を解決したい」と訴えた。

 金武町長を3期12年務めた実績を強調、「市町村が抱える課題をよく分かっている。県民の心を一つにし、強い気持ちで立ち向かう」と支援を求めた。

■普天間を国際救難拠点に 手登根安則氏(日本のこころ)

 日本のこころを大切にする党公認の手登根安則氏(52)は那覇市内で街頭演説し「普天間飛行場を返還し、跡地を災害時の国際救難センターとして活用することで『命(ぬち)どぅ宝』の政治を実現する」と訴えた。

 また、中国船が尖閣諸島周辺への進出を強めていることに触れ「将来的には憲法を改正し、海上保安庁を増強した上で自衛隊の国防軍化を押し進めるべきだ」と主張した。