参院選沖縄選挙区(改選数1)は10日投票され、無所属新人で元宜野湾市長の伊波洋一氏(64)が当選を確実にした。自民公認の現職で沖縄担当相の島尻安伊子氏(51)=公明、維新推薦=と事実上の一騎打ちで激しい選挙戦を繰り広げた。米軍普天間飛行場の返還を巡る名護市辺野古への新基地建設の是非が最大の争点となった参院選で、反対を掲げた伊波氏が勝利し、「辺野古反対」の県民の民意があらためて示された。

 辺野古に反対する翁長雄志知事や県政与党、経済界、保守系議員らの「オール沖縄」勢力が伊波氏を支援。衆参両院の沖縄選挙区から選出された議員は全員が「反辺野古」の立場となり、普天間問題の行方に大きく影響するのは必至だ。

 島尻氏は前回2010年の参院選で掲げた普天間の県外移設から辺野古を事実上容認する立場に転じた理由を「普天間の危険性除去を第一に、辺野古を含めたあらゆる選択肢を排除しない」と訴えたが、「公約違反」などの批判を払拭(ふっしょく)できなかった。

 幸福実現党公認で新人の金城竜郎氏(52)は支持が広がらなかった。