沖縄県健康長寿課は15日までに、日本脳炎ウイルスの感染予防を心掛けるよう注意喚起した。豚を指標にした感染症流行予測調査で、20頭のうち4頭でウイルスに対する抗体が陽性となったのが理由。

日本脳炎ウイルスを持つコガタアカイエカ(国立感染症研究所昆虫医科学部提供)

 注意報発令基準となる陽性率50%以上には満たなかったが、陽性の豚の感染が最近だったとして、同課はウイルスを媒介する蚊に刺されないよう長袖・長ズボンの着用や虫よけスプレーの使用、ワクチン予防接種などの対策を呼び掛けている。

 日本脳炎は突然の高熱や頭痛、嘔おう吐となどの症状があるほか、意識障害やまひなど神経系の障害を引き起こす。ウイルスの潜伏期間は1~2週間。感染しても発症するのは100~1千人に1人ほどで、多くは無症状に終わるが、県内では1998年に50代男性、2011年に1歳男児の患者が報告されている。全国では死亡例もある。