本当にやってくれた-。読谷村の少年野球チーム「南スウェルズ」のコーチ佐久川政彦さん(52)は、嘉手納高のエース・仲地玖礼投手の小学時代の指導者。6年前、小6の仲地投手らを連れて甲子園球場で春夏連覇した興南高校の夏の決勝を観戦し、将来の出場を互いに誓い合った。約束を果たした教え子の活躍にうれし泣きした。

嘉手納の初優勝が決まりガッツポーズする佐久川政彦さん=17日、沖縄セルラースタジアム那覇

 仲地投手は小3で入団。初めは「素質は抜群だったけどピッチャーはやりたくないと、本人が聞かなくてね」と佐久川さん。「どうにか口説いて投手にした」と振り返る。

 ピンチでも動じないタフな精神力に、変化球を低めに操る制球力。「立派な選手に成長した」と目を細める。決勝の大舞台、初回で2失点して心配したが、その後は尻上がりに調子を上げた。「動じなかった。やっぱり心臓に毛が生えているな」と誇らしげだ。

 教え子の夢の舞台は8月7日開幕。約束を交わしたあのアルプススタンドから良いピッチングを見るのが楽しみという。「今からお金貯めないといけないね」と笑った。