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  • 米軍嘉手納基地が第3ゲート前の横断歩道上に「境界線」を引いた
  • 辺野古のゲート前では境界線を越えて逮捕された人が複数いる
  • 基地内を通らないと渡れないため、県警は米軍と対応を協議中

 沖縄県米軍嘉手納基地の第3ゲート(沖縄市白川)前の横断歩道上に「嘉手納基地境界線」と記されたオレンジ色のラインが引かれていることが分かった。横断歩道を渡るだけで基地内に入ってしまうことになり、同ゲート前で全基地撤去などを訴える市民から「横断歩道に規制をかけること自体おかしい」などと批判が上がっている。境界線は嘉手納基地が引いたもので、県道74号沿いの第3ゲート前にある横断歩道を斜めに区切って引かれている。

米軍嘉手納基地第3ゲート前の横断歩道を斜めに区切るように引かれた「嘉手納基地境界線」=22日、沖縄市白川

 同基地は沖縄タイムスの取材に「5月16~20日の間に引いた。横断歩道の歩行者には影響なく、歩行をじゃまするものではない」と回答した。

 市民による同基地への抗議行動は4月から第1ゲートで始まり、第3ゲート前では6月中旬ごろから実施。市民からは横断歩道上にラインが引かれていることに反発する意見が出ていた。

 沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは「これまでにも辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で境界線を越えて刑特法で逮捕された人が複数いる。米軍が勝手に引けるものではなく、道路管理者の立ち会いが必要だ」と指摘した。一方、県警交通規制課は「基地内に入らないと横断歩道が渡れない現状もあるので、管理区分の見直しを含め、米軍と協議している」とコメントした。