石垣島出身の池城安信さん(33)、マリヤさん(34)夫妻が切り盛りするオープン5年目のカフェ「ピパーチキッチン」には、2人の島への思いが込められている。「私たちのルーツ、石垣で生まれたピパーチ(島こしょう)の魅力を伝えたい。だからウチはほとんどのメニューにピパーチを使っているんですよ」

池城夫妻のおすすめ「夏のさっぱり韓国冷麺」

店を切り盛りする(左から)池城安信さん、マリヤさん夫妻とスタッフの野尻夏菜恵さん

池城夫妻のおすすめ「夏のさっぱり韓国冷麺」 店を切り盛りする(左から)池城安信さん、マリヤさん夫妻とスタッフの野尻夏菜恵さん

 八重山そばの店には必ず置いてあるというピパーチ。カフェの各テーブルにも、島の農家から取り寄せた特に香りがいい完熟のピパーチが置いてある。

 リピーターが多いメニューが「トマトと焦がしチーズのハンバーグ」(870円)。柔らかくジューシーなハンバーグに、ピパーチの魅惑の香りが食欲をそそる。このほか「県産豚肩ロースのステーキ」(930円)、魚のメニューでは「県産魚のソテー」(870円)、子ども向けメニューではオムライス(750円)もある。

 池城夫妻のおすすめは、夏季限定メニュー「夏のさっぱり韓国冷麺」(950円)。鶏ガラベースの冷たいスープに、コシのある麺がほどよくマッチ。酢をかけると酸味でさらに箸が進む。海ぶどうやモズク、長命草、やんばる蒸し鶏などたっぷりの具材もさっぱり食べられる。

 オリジナルスイーツも絶品。「オトナのティラミス」(270円)は南大東島のラム酒「コルコル」を使った自家製ラムレーズン入りで、香り高いデザート。このほか「豆乳ジンジャーチャイプリン」(230円)など。専門店で焙煎した豆を使ったコーヒー(150円)も楽しみたい。

 「ピパーチを食べたことのない方には、味の新発見があるかも」と池城夫妻。こだわりのメニューの数々が常連客の胃袋をがっちりとつかんでいる。(社会部・又吉俊充)

 【お店データ】那覇市西2の6の16。営業時間は午前11時~午後4時(ラストオーダー午後3時半)。土日、祝日は午後6~10時(同午後9時)も開店。金曜休業。駐車場あり。電話098(988)4743。