「スモーキー・ボイス」と称されるシンガー・ソングライターのエミ・マイヤーの初の沖縄単独公演が25日に那覇市、26日に宜野座村である。大ヒット映画「ビリギャル」の劇中歌を歌い、昨年リリースしたジャズ・スタンダードのアルバム「モノクローム」も好評だ。公演ではジャズをベースにオリジナル曲など幅広く歌うという。「沖縄を代表するとてもスペシャルなアーティストと新曲を作ったので、それもお届けします。お楽しみに」と意欲的だ。

沖縄で初の単独公演を行うエミ・マイヤー(提供)

 2014年にポップな日本語アルバム「エミ・マイヤーと永井聖一」を発表した。「日本語で歌ったり、さまざまなジャンルでコラボしたりするのはとても勉強になります。自分のスタイルや可能性を探るのは大好きです。でもそのコラボや共演の大切さはジャズから習ったことです。ジャズのルーツに戻ると、自信を持って『自分なり』に歌えるし、ジャズの今まで当たり前だと思っていた良さにも感謝します」と振り返る。

 「モノクローム」では著名なジャズピアニストのエリック・レニーニとパリでレコーディングした。「タイムレスな名曲をソングライターとして勉強するのも大事だと思います。スタンダードは毎晩歌っても飽きないのですが、それは素晴らしい歌詞やメロディーのためだとあらためて尊敬しています」という。

 収録曲のうち、「If I Think Of You」は、しばらく寝かせていたマイヤーのオリジナル曲だ。スタンダードと同時収録したことについて「エリック・レニーニさんとアルバムを作ることになったので、彼のピアノのスタイルと音色が絶対この歌を完成させると思いました。私なりの新しい“スタンダード”を目指した曲とも言えます」と説明する。

 京都に生まれ米シアトルで育ったマイヤーは、日本語と英語の両方で歌う。「英語で育ったので、英語の方が考えずに歌えます。でもその分、感情を入れることに注意します。日本語で歌うときは言葉一つ一つの意味を意識しないと歌えないので、自然と言葉を大事にしているかもしれません」

 沖縄の聴衆に「もし『絶対これを聴きたい』などのご意見がありましたらツイッターなどでリクエストください」と呼び掛けた。

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 25日午後7時からの那覇市の桜坂劇場はチケット完売。26日午後3時からの宜野座村のがらまんホールは一般前売り3千円。問い合わせは同ホール、電話098(983)2613。