【中部】沖縄本島で繁殖する唯一のタカの仲間・ツミが、本島中部のゴルフ場で子育てする愛らしい様子が動画で撮影された。松の木の高さ10メートルほどの場所にある巣で14日、3羽のひな鳥が、親鳥の口移しで懸命に餌を食べていた。

3羽のひな鳥に餌を与えるツミの親鳥=14日午後、沖縄本島中部(読者提供)

 撮影したゴルフ場職員の男性によると、1カ月ほど前に鳥の巣作りを確認したが、ハトだと思って気にも留めてなかった。それが、13日にふと目を向けるとタカの種類であることが認められ、翌14日午後に3羽のひなに餌をあげている様子の撮影に成功した。

 親鳥は周囲を気にしながらも、小動物の肉片とみられる餌を、3羽にまんべんなくあげていた。男性はストレスを与えないよう心掛けているといい、「元気に巣立って飛んでいくところを見てみたい」と成長を心待ちにしている。

 沖縄野鳥の会の山城正邦会長によると、ツミの子育てが写真で収められることはあるが、動画が公開されるのは珍しいという。「台風が来る前に元気に巣立ってほしい」と話した。