ICタグを埋め込んだリストバンドで観光客の利便性と国際通りの活性化を両立させた沖縄ツーリスト(那覇市、東良和会長)の「スマイルタグ」がこのほど、日本自動認識システム(東京都、伊沢太郎会長)による第18回自動認識システム大賞を受賞した。同社は県外3地域から、同じモデルを導入したいとの相談を受けているという。

手首に巻いた「スマイルタグ」をPRするOTS執行役員部長の石坂彰啓氏=2日、那覇市松尾の同社

 スマイルタグは、システム開発をユービックシステム(那覇市、米須友昭代表取締役)、製造をサトーマテリアル(神戸市)が担当した。2014年7月、沖縄総合事務局の補助を受けてOTSと那覇市国際通り商店街振興組合連合会が実証実験で導入した。OTSはことし6月からツアー客の特典に採用、利用申込者は実験期間を含め3万人を超えたという。

 スマイルタグは、国際通りの78店舗で電子マネーとして使用できる。外国人客の場合、パスポート情報をICタグに登録しておくため買い物先での免税手続きが不要。スマイルタグをレジのタブレットにかざすだけで済む。国際通り10カ所に設置した機械にかざすことで、オリジナルグッズがもらえるスタンプラリーや加盟店の商品がもらえるゲームを体験できる。利用者の約4割を外国人客が占めているという。