白いレースのカーテンがかかった窓辺。ラベンダーやローズマリー、レモングラスなどのハーブが風に揺れる。BGMはジャズ。そんな店内で、おかわり自由のコーヒーと一緒にうな重が出てくる。うなぎを気軽に楽しめるカフェ、うなカフェだ。

テークアウトもできるうな重の上

「うなカフェ」を商標登録して経営している高城信子さん=23日、浦添市港川の「うなカフェ」

テークアウトもできるうな重の上 「うなカフェ」を商標登録して経営している高城信子さん=23日、浦添市港川の「うなカフェ」

 うな重の上は1800円。お茶漬けを添えたひつまぶしは2500円。かば焼きを2枚乗せたうな重の特上は3千円。どれも、お吸い物や香の物、ほどよい甘さのぜんざいが付く。

 オーナーの高城信子さん(70)は「実は私、うなぎはあんまり好きじゃなかったんです」と明かす。皮と身の間の脂身を泥臭く感じていたという。ところが約3年前、県出身の友人がオーナーをしている千代田区の「うな兆」で食べたうなぎにほれ込んだ。ふんわりした舌触りに絡む、脂身のさりげないコク。うな兆が独自の養鰻場で育てた逸品だった。うなカフェは、そのうな兆からかば焼きを仕入れ、富山県産の米と合わせている。

 もともとブティックを営んでいた高城さんは約30年前、食いしん坊が高じて浦添市港川の外人住宅でフランス料理店「寓話(ぐうわ)inn」の経営を始めた。10年前にいったん閉めたが、その後「もう一度お店をしたい」とムズムズしてしまったといい、おととし6月にうなカフェをオープンさせた。

 お店に毎日午後から顔を出すのが日課。「お客さまをお迎えしたいという私の長年の職業病です」と笑う。

 一人でも、家族連れでも、おじいちゃんおばあちゃんが一緒でも楽しめる、うなぎのカフェ。「新しいスタイルでどこまでやれるか、ありきたりじゃなくエキサイティングな気持ちでおもてなししたいんです」。(浦添西原担当・平島夏実)

 【お店データ】浦添市港川1の32の2の101。営業時間は午前11時~午後6時。定休なし。駐車場15台。うな重上のテークアウトは平日午後3時~午後6時なら1680円、土日は1400円。電話098(943)2919。