奥行きのある店内に、温かいオレンジと黄色の内装が広がる。バラエティー豊かな沖縄創作料理とイタリアンのお店だが「目に入る色も楽しんでください」と話すオーナーの穐山(あきやま)由香さん(42)。カラーコンサルタントとしても活躍する穐山さんによると、暖色は心を落ち着かせ、肝機能を高める効果があるという。

この日のランチ。牛こま肉とタマネギのトマト煮。

温かい色でまとめた店内で。オーナーの穐山由香さん(左)と料理を担当する母親の真喜志エミ子さん=豊見城市宜保

この日のランチ。牛こま肉とタマネギのトマト煮。 温かい色でまとめた店内で。オーナーの穐山由香さん(左)と料理を担当する母親の真喜志エミ子さん=豊見城市宜保

 「地域にないお店をつくりたい」と2014年10月にオープン。那覇市久茂地で長年琉球料理の店を開いていた母親の真喜志エミ子さん(67)の力を借りて、彩り豊かな料理をコンセプトに据えた。当初は女性客が多かったが、ボリュームのあるランチは男性客にも人気が高い。

 トマトソースやチーズなどイタリアンは素材の色を生かした。ランチは毎日「肉」「魚」「パスタ」の3種をそろえるが、この日の「牛こま肉とタマネギのトマト煮」(1080円)は、トマトの赤と、かぼちゃスープの色合いが鮮やかだ。

 一方の琉球料理は家庭の素朴な味を大事にした。中でも「ふわふわフーちゃんぷるー」(700円)は、もっちりした食感が受けている。炒め物は微妙な火加減で、素材の味を生かすように気を配る。

 ゴーヤー、ふ、豆腐のチャンプルー類は定食(850円)も用意しており、ディナータイムに訪れた、お酒を飲まない家族連れやお年寄りが注文することも多い。

 今後はメニューに自家製ローストビーフを加え、ワイン会を開くなどの展開を視野に入れている。飲食を楽しむお客さんと、色について話しが弾むことも多々ある穐山さんは「ときめきを与えてくれる色に囲まれて、食べる楽しみを感じてもらえたらいいですね」と話している。(南部報道部・天久仁)

 【お店データ】豊見城市宜保401。ランチタイム午前11時半~午後3時(ラストオーダー午後2時半)。ディナータイム午後6時~同11時(ラストオーダー午後10時)。日曜祝日休み。電話098(856)2108。