「アグーカレー」と聞いて、「きっとアグーはちょっとしか入っていないだろう」と思った人は、試しに行ってみてほしい。今帰仁村諸志にある「今帰仁古民家カフェやふぁやふぁ」のアグーカレーには、アグーがぜいたくに入っているのだ。

アグーがたっぷり入ったアグーカレー

カフェには観光客だけでなく住民も集まり、羽地さん(右から3人目)とのおしゃべりが始まる=8日、今帰仁村諸志

アグーがたっぷり入ったアグーカレー カフェには観光客だけでなく住民も集まり、羽地さん(右から3人目)とのおしゃべりが始まる=8日、今帰仁村諸志

 もとは諸志共同売店だった築60年の古民家。カフェオーナーの羽地裕治さんが、売店を復活させる条件付きで古民家を公民館から借り受け、3カ月かけて修繕。昨年6月に諸志売店、同11月にはカフェも始めた。古民家で売店とカフェが仕切りなしで営まれ、観光客と住民が交わる新たな拠点となっている。

 目玉メニューは、アグーカレー(税込み800円)。県産ウコンで黄金に色づいたライスに、地元産のフルーツを隠し味にしたルーが重なる。その上にソテーしたアグーがたっぷり。お気に入りのカレー店に何度も通い、研究してたどり着いた味という。

 アグーそば(同)にアグーソーセージ(同)と、アグーが売りのメニューが並ぶ。そのほか、ラフテーカレー(税込み600円)や沖縄そば(同)もある。

 地域を盛り上げようと近所で沖縄産コーヒーを栽培する金城重信さんと共同で、春にはコーヒーの花の花見会、冬にはカフェで1日20杯限定のコーヒーを出す予定という。

 店内を見渡せばあめ色になった棚や柱、共同売店で使われていた年季の入った金庫も残されている。買い物が困難なお年寄りに協力しようと、羽地さんが生活用品を配達する時もあるという。

 羽地さんは「地元の人のコミュニケーションの場になっている」と喜び、「昔の沖縄を懐かしんでほしいので、観光客もゆんたくしに来てほしい」と話した。(北部報道部・榮門琴音)