ざく切りのリンゴが乗ったアップルパイ、スモークチキンと水菜のフォカッチャサンド-。常時80~100種類のパンが並ぶ店内は、まるで活気のある外国の市場のようだ。朝7時のオープンから閉店まで、家族連れや仕事帰りの人、学生などで常ににぎわっている。

常時80種類以上のパンが並ぶ店内。手前は1番人気の「カレーフランキー」

フランスのマルシェ(市場)を意識したというおしゃれな雰囲気の店構え。高橋隆造店長(右)と妻の枝里子さんが切り盛りする=名護市大中

常時80種類以上のパンが並ぶ店内。手前は1番人気の「カレーフランキー」 フランスのマルシェ(市場)を意識したというおしゃれな雰囲気の店構え。高橋隆造店長(右)と妻の枝里子さんが切り盛りする=名護市大中

 東京、神奈川、広島のパン屋で10年間修行を積んだ高橋隆造さん(34)=広島県出身=が、4年前に妻・枝里子さん(30)の地元に開店した。

 フランスパンや食パンなどシンプルなものから、野菜やチーズをふんだんに使ったおかず系、果物やクリームが乗ったスイーツ系まで、幅広い品ぞろえに驚く。

 1番人気は、カレー味のウインナーをパン生地で包んで揚げた「カレーフランキー(税込み210円)」。パン生地にコーンフレークがまぶされ、カリカリの食感が楽しい。

 人気3位の「ししまる(136円)」もユニークだ。チーズ入りのちくわに、パン粉をまぶして揚げたもので、意表を突く、ちくわがやみつきになる。

 季節に合わせて登場する新商品も人気で、現在はクリをたっぷり使った「くりぼう(120円)」が味わえる。

 最も素材の味が出るシンプルなパンこそ、こだわる。フランスパンは北海道産とカナダ産の小麦粉を混ぜ、ふわっとした食感と香りを出すよう工夫。食パンは、牛乳のやわらかな甘みが楽しめる。

 「パンはスペシャル(特別)じゃなく、デイリー(日常)なもの。毎日気軽に楽しんでほしい」と高橋さん。

 子どもにもうれしい小サイズの「ミニミニクロワッサン(63円)」や「プチウインナー(30円)」もあり、親子でパン選びを楽しむ姿もよく見られる。高橋さんの願い通り、パンが人々の日常に溶け込んでいるようだ。(北部報道部・西江千尋)