中味汁、イナムドゥチ、沖縄そば、みそ汁の中から、定食の汁物を選ぶ南風原町宮平の「汁処まぁさん堂」。国道329号から一本中に入った通りにある立地の良さ、そして店主狩俣成則さん(38)の気さくな人柄で、ビジネスマンや地元客でにぎわっている。

中味汁、イナムドゥチ、沖縄そば、みそ汁から汁物を選ぶことができる定食は15種類。写真はいかすみ炒めに汁物は中味汁

「汁処まぁさん堂」の狩俣成則店主。店内はテーブル席と畳間があり、ゆったりした雰囲気=南風原町宮平

中味汁、イナムドゥチ、沖縄そば、みそ汁から汁物を選ぶことができる定食は15種類。写真はいかすみ炒めに汁物は中味汁 「汁処まぁさん堂」の狩俣成則店主。店内はテーブル席と畳間があり、ゆったりした雰囲気=南風原町宮平

 開店は2008年。料理人として働いてきた狩俣さんが、地元の宮平で当時5歳の長男を子育てしようと、物件を探していた。近くに定食屋がないことから、「手の込んだおつゆを、いつでも食べてもらえる店を開こう」と、汁物が売りの食堂を始めた。

 豚の内臓を使った中味汁はさっぱり味で男性に、白みそで甘いイナムドゥチは女性に、沖縄そばは子ども連れに人気で、みそ汁はみんなが楽しめる味だ。狩俣さんは、「4種類つくるのは大変だけど、客には選べる魅力がある。初めて来た人は『ラッキー』と喜びますね」とほほ笑む。

 汁物が選べる定食は、「チキン唐揚げ(680円)」「しょうが焼き(650円)」など15種類。「カツカレー(680円)」「オムライス(600円)」などの単品料理も人気で、夏には旬のゴーヤーチャンプルーなどもメニューに加わる。

 テーブル席と畳間のある明るい店内は、書き入れ時の昼間には建築作業員や近所の女性会社員などのグループが来店。沖縄そばを持ち帰りで注文する近所のお年寄りもおり、地域からも愛されている。

 しまくとぅばの「まぁさん(おいしい)」を店名に選んだ狩俣さん。「常連さんを大切にしながら息の長い店にしたい。『食堂100選』とかで紹介されたい」と夢を語る。店を一緒に切り盛りする妻・笑梨さん(29)は、「おいしかった、また来るねの言葉がうれしい。夫婦で頑張っていきたい」と話した。(南部報道部・又吉健次)