独自の飼料と品質管理でブランド豚を肥育する「川満養豚」が直営するトンカツ専門店。昨年7月に精肉店としてオープンしたが、「おいしい豚肉を手軽に味わってほしい」と、同11月にトンカツランチの提供を始めた。

1番人気の「もろみ豚ロースカツ定食」

ソーキやロースのほか、ハンバーグなど充実した加工品もアピールする川満俊二さん(右)やスタッフ=石垣市新川

1番人気の「もろみ豚ロースカツ定食」 ソーキやロースのほか、ハンバーグなど充実した加工品もアピールする川満俊二さん(右)やスタッフ=石垣市新川

 川満養豚は、泡盛の製造過程でできる「もろみ液」とサトウキビの糖蜜などを配合した独自飼料で肥育。「石垣島もろみ豚」の肉質は柔らかく、ジューシーな甘さと、風味豊かな脂身が評価され、首都圏などのホテルやレストランで提供されている。

 肥育から解体、販売までを家族で行う豚肉を知り尽くした「プロ」がつくるトンカツは口コミで人気を呼び、ランチ時間には、多くの人が店ののれんをくぐる。

 1番人気は、肉のうま味がストレートに伝わる「もろみ豚ロースカツ定食」(千円)。希少部位の「もろみ豚ヒレカツ定食」(1200円)はぜいたくな気持ちになれる一品。複数の部位をミンチにし、うま味を凝縮させた「もろみ豚メンチカツ定食」(千円)、もろみ豚の骨でだしを取った「豚汁そば」(700円)もおすすめ。

 店内には大型の冷凍ケースもあり、もろみ豚の精肉のほか、手作りハンバーグ(250円)、島みそやパインで漬け込んだ「ロースみそ漬け」(400円)など加工品も販売している。

 店を切り盛りする川満俊二さん(32)は、島の若手経営者で立ち上げた「石垣島特産品拡(ひろ)め隊」のメンバー。現在、他のメンバーとコラボした商品開発に取り組む。

 「ピパーチ(島こしょう)など石垣には魅力的な食材が多い。観光土産になる加工品が充実すれば観光の底上げにつながる。もろみ豚と島素材の相乗効果で島を盛り上げたい」と力を込めた。(八重山支局・新崎哲史)