ランチと居酒屋タイムに分かれて店を開ける、住宅街の中華ダイニング。メニューに並ぶラーメン、ギョーザ、チャーハンなどの料理に「これぞ中華という感じですよね」と店主の吉田幸一さん(42)は話す。オープンして10年、店の名前同様「お客さんといっしょに楽しくやってきた」と笑顔を絶やさない。

あっさり味のしょうゆラーメン。昼はプラス120円で鶏空揚げが付く

店内はボックス席もあり、グループや家族でもくつろげる=豊見城市宜保

あっさり味のしょうゆラーメン。昼はプラス120円で鶏空揚げが付く 店内はボックス席もあり、グループや家族でもくつろげる=豊見城市宜保

 東京の中華料理店を経て、沖縄移住をきっかけに店を開いた。「肩ひじ張らない中華の店」をモットーに「お酒だけでなく、食事も楽しんでほしい」と願ってきた。

 料理は1皿2人分が基本で、キャベツチャーハン(700円)は芯の部分まで細かく刻んだキャベツがかくし味。焼きギョーザ(5個400円)は肉よりキャベツやニラを多く使い「5個全部を1人で食べる方も多いですよ」と吉田さん。「家庭で作る中華に、ひとつ手を加えた感じの料理です」と言う。

 吉田さんが「専門店ではないけれど、口コミで広がった」と話すランチタイム定番のラーメン(しょうゆ、みそ、しお、ランチタイム650円)のスープは、料理のだしに使う鶏、げんこつ、香味野菜などをベースにした。みそ味は「いなむどぅち」の白みそをヒントに、久米島みそを使うと「これが一番おもしろい味になった」と言う。

 吉田さんにとって、中華と居酒屋のコンビが沖縄になじむか未知数だったが「長く通ってくれるお客さんが多いですよ。ゆったりした空間を楽しんでもらっている」。客層は男女、老若男女、家族連れなど多岐にわたる。

 「昼はランチでおなかを満たして。夜はお酒のつまみから料理、締めのラーメンまで。一軒で全部こなせますよ」と吉田さん。常に「おもしろい味」を探している。(南部報道部・天久仁)

 【お店データ】。営業時間は月曜定休。電話098(856)2655。