与那原町東浜のえびす橋近く、黄色の建物が目を引く。6月末にオープンした広東料理と点心専門店は、素材の味を大切にするあっさりした味付け、豊富な肉、魚料理が人気を呼んでいる。料理長で香港出身の尹華金(ワンワーカム)さん(57)は「いろんな種類の中華料理を味わってほしい」と話す。

あっさり味のラーメンと具だくさんのチャーハンのセット。ランチはサラダとスープ付き。

「広東料理を味わってほしい」と話す尹華金さん(右)と妻の伍歓顔さん=与那原町東浜

あっさり味のラーメンと具だくさんのチャーハンのセット。ランチはサラダとスープ付き。 「広東料理を味わってほしい」と話す尹華金さん(右)と妻の伍歓顔さん=与那原町東浜

 11歳のころシューマイ売りの仕事で料理の道に飛び込んだ尹さんは1989年の来日後、東京や横浜の中華料理店で本場の味を提供してきた。

 沖縄の知人を通して分譲中の東浜を紹介され「新しい場所で中華を」と一念発起。必要な店舗や調理場の準備を整え、満を持して開店した。

 週ごとに変わるランチメニュー(750円)の定番はチャーハン・ラーメンセット。ラーメンのスープはあっさり甘いしょうゆ味。チャーハンは卵やキャベツなどたくさんの具がおなかを満たす。

 「ナスの焼き煮込み」は小麦粉に包んで焼いたナスに、甘酸っぱい特製の「あん」がかかった、ご飯が進むメニュー。ランチにはサービスで卵スープとサラダ、漬物が付くのもうれしい。

 メニューは魚と牛豚鶏肉、豆腐など常時80種類以上をそろえる。「肉も魚も骨付きがおいしい。新鮮な材料を準備しています」と尹さん。

 一方で「日本人は知らないジャンルのメニューを食べないことが多い。しょうゆをはじめ広東料理の味付けをぜひ紹介したい」と張り切っている。

 老若男女、同じメニューでも客によって味付けを若干変えているという。「その人に合った料理を食べてほしいから」とにっこり笑った。(南部報道部・天久仁)