名護市東江で30年近く前に開店して、その後、宮里に移転、2012年11月から現在の場所に移った。翁長次則さん(65)、弘子さん(64)夫妻が営む。

トマトたっぷりの人気メニュー、トマトラーメン(680円)

周囲が緑に囲まれ、落ち着いた雰囲気の店内=名護市為又・琉珉

トマトたっぷりの人気メニュー、トマトラーメン(680円) 周囲が緑に囲まれ、落ち着いた雰囲気の店内=名護市為又・琉珉

 中華料理店だが、売りはトマトラーメン。次則さんが十数年前に考案した。「麺ならオリジナリティーで勝負できるかなと思った」のがきっかけだ。東洋が麺なら、西洋はパスタ。パスタにトマトは欠かせない。「同じメンなら、トマトが麺に合わないわけがない」と試行錯誤を重ねた。

 発売当初は客にも抵抗があったが、徐々に口コミで評判は広がった。今では当初からあった冷製トマトのジャージャー麺のほか、つけ麺、ベーコンやチーズなどをトッピングしたラーメンなどトマト系は計8種類。注文のおよそ8割を占めるまで定番化した。

 真っ赤なスープが印象的なトマトラーメンのイメージはパスタ。トマトの酸味が効き、夏でもさっぱり食べられる。具にもたっぷりの角切りトマトが入るなどトマト尽くしの一品だ。小松菜と県産豚肉も爽やかな味を引き立てる。

 スープは、トマトソースと湯麺で使用するスープを煮込み、なるべく生の風味を生かすタイミングでトマトを入れる工夫を重ねた。麺も当初は市販だったが、スープに合うように自家製に。卵を入れることでラーメンで使う麺よりこしを出した。

 メニューはラーメンや担々麺といった麺類のほか、エビチリなどといった中華料理の一品など多数そろえており、値段も500~700円台が多く、お手ごろだ。

 次則さんは、「トマトラーメンは評価を頂いているが、自分のイメージとはまだギャップがある」と自己評価は厳しい。「料理を提供している以上、完成品はない」。これからも理想の味を追求していく。(北部報道部・伊集竜太郎)