虹がかかっているような、いろいろな色が庭にあふれている。パッションフルーツのつるをはわせた棚、青い実を付けたレモンの木があり、バラやハイビスカス、ブルーベゴニアが咲いている。ふかふかした芝生を囲むように、約50種類の植物が息づく。サルスベリの木陰を風が通り抜けると、ふっとコーヒーが香る。

ケーキセット(600円)とゼリー付きのサンドイッチセット(700円)

約100坪の庭でカフェを始めた富名腰義永さん(左)と妻の美笑子さん=3日、浦添市当山の「Jガーデン2754」

約100坪の庭には植物があふれる。

自作の小屋はカナダの山小屋風。

庭の植物の陰にはシーサーも。

50種類もの植物が息づく庭

庭の小物にもこだわりいっぱい。

ケーキセット(600円)とゼリー付きのサンドイッチセット(700円) 約100坪の庭でカフェを始めた富名腰義永さん(左)と妻の美笑子さん=3日、浦添市当山の「Jガーデン2754」 約100坪の庭には植物があふれる。 自作の小屋はカナダの山小屋風。 庭の植物の陰にはシーサーも。 50種類もの植物が息づく庭 庭の小物にもこだわりいっぱい。

 庭を一般開放する地元当山自治会のイベント「オープンガーデン」に参加したところ、カフェにして欲しいとリクエストが殺到。日曜大工が得意な富名腰義永さん(67)が約2年かけて小屋を建て、5月14日にオープンした。友人の仲本興一さんから木材を分けてもらったほかは、義永さんがお小遣いをはたいてコツコツ仕上げた。

 店名の「J」は、義永さんのあだ名。「ギエイ」が「ゲイ」と聞こえ、自己紹介するたび「私もゲイです」と握手を求められた経験を踏まえてJと名乗るようになったという。

 小屋のイメージは、旅先でみたカナダの山小屋。れんがでできた暖炉やカウンターキッチン、ワインセラーがそろっている。壁には光量を調節できる石油ランプが取り付けてある。花柄のカーテンを縫った妻の美笑子さん(66)は「主人は斧(おの)とかチェーンソーを飾りたかったみたいだけど…ちょっとねえ」と笑う。

 手入れの行き届いた空間で楽しめるのが、美笑子さん手作りのサンドイッチとケーキだ。果汁100%のゼリーや、ハンダマなど季節の野菜をふんだんに使ったサラダボウルもある。コーヒーの豆は注文を受けてからひく。

 花の苗を分けてあげたり、育て方を教えてあげたりと、夫妻とお客さんの付き合いは友だち感覚に近い。「花のご縁、どんどん広がっています」(浦添西原担当・平島夏実)