ずっしり300グラムのステーキにナイフを入れると、すっと入るほどやわらかい。「リブステーキ定食(300グラム)」はライス、スープ、サラダが付いて1500円。女性やお年寄りでも食べやすい200グラム(980円)もある。

ボリューム満点の「リブステーキ定食(300グラム)」

山川泰志さん(右)、隼平さん(左から2人目)が親子2代で店を切り盛りする=国頭村半地

ボリューム満点の「リブステーキ定食(300グラム)」 山川泰志さん(右)、隼平さん(左から2人目)が親子2代で店を切り盛りする=国頭村半地

 ボリュームと値段が好評で、地元客や観光客のリピーターが絶えない。

 量の多さは、建設現場で働く体力勝負の作業員たちも常連というから、折り紙付きだ。店主の山川泰志(ひろし)さん(62)は「お客さんに満足してほしくて、この量になった」と笑う。

 「気軽に洋食が楽しめる店を地元につくりたい」と、1989年に開店した。当時、村内には洋食屋がなく、チキンカレーやステーキなどのメニューは人気を呼んだ。

 調理師専門学校を卒業し、東京の飲食店や、那覇にある台湾出身料理人の店で修行した山川さん。洋食に加え、台湾仕込みの本格派中華料理も売りだ。

 中でも人気の八宝菜(830円、ご飯・スープ・小鉢付き)は、ハクサイ、チンゲンサイ、シイタケ、ニンジン、豚肉、エビとおなじみの具材に、珍しい揚げ豆腐と白身魚が入る。

 揚げ豆腐は修行で学んだ「台湾流」で、魚は「山川流」。ふっくらした魚とこくのあるソースが絡んで絶妙だ。もちろん、こちらもボリュームたっぷり。

 皮から手作りする焼きギョーザも人気で、6個350円、12個650円。昼で売り切れることもあるという。

 息子の隼平さん(32)が昨年、東京から帰郷し、店を継ぐため修行中。親子2代で、にぎやかに店を切り盛りする。(北部報道部・西江千尋)