店内からガラス張りのドア越しに青空が見える。新都心公園の向かいにある「食飲工房こばやし」は昼夜問わず、親子連れから会社員まで多くの客でにぎわう。2000年から千葉県船橋市で13年間同店舗を営んできた小林仁さん(45)、智子さん(39)夫妻。沖縄へ引っ越したのを機に13年3月にオープンした。

ランチタイム限定5食の「県産和牛×アグー豚 トマト煮込みハンバーグ」

ランチタイムには親子連れやサラリーマンでにぎわう=那覇市おもろまち

ランチタイム限定5食の「県産和牛×アグー豚 トマト煮込みハンバーグ」 ランチタイムには親子連れやサラリーマンでにぎわう=那覇市おもろまち

 平日のランチタイム。店内には幼い子どもを連れたお母さんたちが多く来店していた。「息子3人が食べられるように」と考えて作ったメニューは子どもたちからも大人気だ。県産にこだわった野菜も残さず食べてくれる。

 ランチには野菜をいっぱい食べられるよう、全てのメニューに野菜や卵など10種類が入った「あれもこれもサラダ」が付いてくる。素材の味を生かすため、野菜はさっと湯通しするだけがほとんど。口に入れた瞬間に野菜本来の甘みが広がる。限定5食の「県産和牛×アグー豚 トマト煮込みハンバーグ」(1296円)は子どもでも食べられるようにと柔らかめに仕上げた。自慢のトマトソースはイタリア・プーリア州産のトマト缶を使用。楕円(だえん)状のタリアテッレの生麺を使った「ミートソースパスタ」(1080円)は一口食べると「必ずもう一度食べたくなる」(智子さん)文句なしの一品だ。

 夜になると洋風居酒屋に様変わり。パスタと生ハムが中心だったが、店が駅から近く、お酒を飲む客が多いことから、「合鴨(あいがも)のスモーク」(800円)などお酒に合うつまみを出し始めた。「最初とまったく変わっちゃって。でもお客さんが食べたいと言ってくれるのはありがたいですよね」と智子さん。客との会話を楽しみ、自信を持って料理を提供する夫婦の姿は、きっと“また行きたい”お店の一つになるに違いない。(那覇担当・我喜屋あかね)