かき氷とぜんざいの季節がやってきた。

とろふわマンゴーかき氷(左)と紅芋みるくぜんざい。奥は各種のプリンパイ

自慢のかき氷機「白鶴」を使う堀之内さん=名護市中山

とろふわマンゴーかき氷(左)と紅芋みるくぜんざい。奥は各種のプリンパイ 自慢のかき氷機「白鶴」を使う堀之内さん=名護市中山

 ほろりほろりと舌の上で溶ける氷。カウンターにどっかり座る昭和20年代製のかき氷機「白鶴」が、パウダースノーのような氷を生む。

 シロップや練乳は全て手作り。さらさらとして甘さ控えめだから、器で溶けた後も平らげてしまう。

 「とろふわマンゴー」(699円)はマンゴーで作ったシロップの上に、さらに果肉たっぷりのソース。「紅芋みるくぜんざい」(568円)は県産紅芋入りの練乳がなめらかな味わいだ。

 通常サイズは高さ17センチほどで、器からあふれるばかり。テークアウトと小サイズもあり、「ぜんざい」ならどちらも257円とお手頃だ。

 農家とデザイナーの夫婦が「子どもたちも安心して食べられるものを」と、2年前に始めた小さなカフェ。

 看板も内装も手作りして、2人が付き合い始めた10年前以来の夢をかなえた。かき氷機も、その当時に買ってずっと大事に持っていたものだ。

 堀之内博文さん(37)=宮崎県出身=が大宜味村で育てたマンゴーを、美耶子さん(33)=那覇市出身=と試行錯誤しながら商品化してきた。

 マンゴーとタンカンのジャムは、沖縄総合事務局の表彰を受けた。

 エッグタルト風の「焼きプリンパイ」はオリジナルの命名。10種類以上あり、南部からも目当てのお客さんが来る(8月は休止)。

 博文さんは今、コーヒー栽培に挑戦中。自家栽培豆の水出しコーヒーを提供するのが、2人の次の目標だ。(北部報道部・阿部岳)