琉球大学医学部付属病院の小児科外来で、病院ボランティアによる支援活動が好評だ。小児患者やきょうだいの遊び相手になったり、親の話を聞いたりすることが主な役割で「待ち時間を楽しく過ごせる」「心身の不安が軽くなった」といった感謝の声が上がる。

病児や保護者をサポートする病院ボランティアの(左から)増谷紀代香さん、星野武正さん、服部由貴子さん=3日、西原町・琉大病院小児科外来

 3日現在、登録ボランティアは7人で「NPO法人こども医療支援わらびの会」が主催する養成講座の修了生。わらびの会が県立南部医療センター・こども医療センターで10年続けてきた取り組みを昨年9月、琉大病院にも広げた。

 うるま市の星野武正さん(70)は元教員で、活動歴はもうすぐ1年になる。「子どもの成長過程が見られる。自分の鬱積(うっせき)した気持ちをはき出してくれるお母さんもいる。その一日が心地よかったと思えるサポートをしたい」と話す。

 肺に疾患がある次男(3)の診察で、月1回来院する宜野湾市の女性(43)は「息子から目が離せずトイレに行くのも一苦労だったので、ボランティアの存在は大きい。毎回3時間ほどの待ち時間も、息子にとっては家族以外の大人や同世代の子と触れ合える貴重な時間」と喜ぶ。車いすや人工呼吸器などの機材が必要な症状が重い子どもも多く、荷物の持ち運びなども助かる支援という。

 ただ、活動は水曜と金曜の午前中に限られるのが現状。支援拡充に向け、わらびの会は両病院のボランティア養成講座の受講生を募っている。琉大病院小児科の金城紀子医師は「将来的には、病棟でも支援してもらえる仕組みができればありがたい」と期待した。

 講座は11日午前9時から午後5時、南風原町の県立南部医療センター・こども医療センターで。医師や看護師らが講師を務める。受講料3千円(学生千円)、定員40人。事前申し込みが必要でホームページからも可能。問い合わせはわらびの会事務局、電話とファクス098(888)6605。