【東京】中谷元・前防衛相は4日の離任会見で、やり残したことは沖縄問題だとした。「選挙を通じて民意が示されていることは事実」としつつ、安全保障上、一日も早く普天間飛行場を辺野古へ移すことが必要だと説明した。

目に涙を浮かべ防衛相としての1年8カ月を振り返る中谷氏=4日、防衛省

 中谷氏は「普天間の移設が進んでいないということは非常に心残り。沖縄のみなさんと話し合い、決着・解決ができなかったことが至らなかった思い」と述べた。

 防衛省での離任式で安全保障法制の国会審議を振り返り「答えは一つだけではない。真剣に頭を使うと答えはどこかにある。みんなが一生懸命探せば答えというのはあると実感した」と振り返った中谷氏。辺野古が唯一の解決策という政府方針については「20年以上県と国とは話し合いながらやってきた経緯がある。辺野古が唯一の場所ということは私も確信を持っている。やり直しや計画変更すると、5年10年かかる」とし、県に理解を求める手段を考えることが重要だと語った。