皆さん、病気の「診断・治療を賢く」選択しましょう。セカンドオピニオンってご存じですか?

 インフォームド・コンセント(説明と同意)を受けて患者さん自ら検査、治療を決める医療に変化してきました社会的な背景があります。そこで他の医師の意見を参考にして、患者自身の選択肢を広げて治療方針を決めることが普及してきました。

 日本医師会は患者の自律性の尊重・善行・公正の3原則を基本として広報活動をしています。ホームドクターはさまざまな患者さんを診療しますが、診断設備や治療内容に限界がありますので患者さんを常に専門医に紹介して連携をとっています。

 検査や治療を受ける際に主治医以外の医師を自ら申し出て「第2の医師の意見」で診断の確認と治療方針を決めていきます。

 例えばがんの診断や疑いのある場合にはホームドクターは地域の各医療機関と連携していますので、このがんに関しては、あの病院のあの先生が専門との情報を持っていますから指南役です。検査や病状のデータは全て患者さんのものであり、医療機関はそれを預かり保管しているだけです。

 患者さんからセカンドオピニオンを求められたら、かつては不機嫌になる医師が多く、患者は主治医に言い出しにくいとの理由で紹介状を持たないで他の医療機関を受診する患者さんが多くいました。逆に主治医自らから進んで「他の医師の意見を」とセンカドオピニオンを勧めつつ、最も適切な医療を提供する医師としの義務があります。どんなに医学的能力を持つ医師でも間違いは起こり得ますので、主治医もセカンドオピニオンする事で安心でき誤診を回避できます。

 セカンドオピニオンは医療機関、医師を比較する事ではなく、患者みずから納得のいく医療を受けていただく意味合いがあります。セカンドオピニオンの専門外来を設置している医療機関もあり、セカンドオピニオンを受けるには事前の手続きが必要になります。

 主治医は快く紹介状と血液検査、画像診断などを過去にさかのぼって提供しますので内緒で他院を受診すると不要な再検査、治療開始の遅延、二重投薬などが起こり得ます。セカンドオピニオンを求められた第2の医師は、資料を参考に患者さんの状態を客観的に診て適切なアドバイスをする事ができます。

 納得いかない場合にはサードオピニオンも可能です。遠慮しないでセカンドオピニオンを受けてはどうですか。(玉城政弘 たまきクリニック)