沖縄県の翁長雄志知事は5日、「辺野古違法確認訴訟」の第1回口頭弁論終了後、県庁で会見し、約1カ月後の9月16日に判決となったことについて「短期間での結審となったことは大変残念だ」との考えを示した。知事は口頭弁論の意見陳述で「充実した審理」を求めていた。

第1回口頭弁論を終え、記者の質問に答える翁長雄志知事(左)=5日午後5時55分、県庁

 県側が翁長知事を含めた8人の証人尋問を申請したが、知事以外の証人が認められなかったことも「残念だ」とした。

 国が違法確認訴訟に加え、名護市辺野古の新基地建設に向けた陸上での工事や東村高江でのヘリパッド建設を進めようとしていることは「理不尽なやり方に大変憤りを感じる。(政府が)県民に寄り添うと言っても、実際には信頼関係を損なう行動ばかりだ」と批判した。

 口頭弁論で国側が法治国家を強調したことには「沖縄に過重な基地負担をさせ、国家権力が一地域を相手に大人げない対応をすることが多い。法治というより『放置国家』だと考えている」と反論した。