【南城】「タイガーマスクが来ました!」。南城市大里の児童養護施設「島添の丘」(森田勲理事長)に7日夜、新品のランドセル3個が贈られ、施設内が興奮に包まれた。職員2人が偶然、届けた男性を見つけたが、名前を明かさずにプロレス漫画「タイガーマスク」の主人公名の手紙を手渡しオートバイで去ったという。

伊達直人の名が記された手紙とともに贈られた新品のランドセル

 渡された手紙には、主人公・伊達直人の名とともに「新一年生になる君達へ贈ります。君達の事を心から愛する者より ガンバレ」と書かれている。玉城孝施設長が報告すると、子どもたちは「すごーい。沖縄にも来たんだー」と喜びをあらわにした。

 同漫画は、施設で育ったタイガーマスクが同じ境遇の子どもたちを支援する物語。同様の署名で贈られたランドセルは、群馬県や神奈川県の児童相談所で見つかっている。

 男性に声を掛けたのは、職員の奥間譲さん(42)と玉城恒さん(34)。午後7時20分ごろヘルメットをかぶった40代ぐらいの物静かな人が居たといい「施設長が6日にタイガーマスクの記事を紹介して『うちにも来たら良いね』って言ったばかり」と興奮気味に話した。

 ほかの職員によると、午後6時ごろ、小学1年生の人数を確認する電話があったという。玉城施設長は「感激です。こういった思いやりの気持ちが広がってくれるとありがたい」と喜んだ。