漫画やアニメの登場人物をまねたコスプレーヤー、県内アイドル、車をキャラクターで装飾した「痛車(いたしゃ)」愛好家らが一堂に会した「第3回ミハマ・マンガ・メガエキスポ」(主催・同運営委員会)が3月29、30日の両日、北谷町美浜で開かれた。趣味をとことん極めるマニアから家族連れまでが楽しめる「オタクの祭典」に、突撃取材した。

好きな漫画やオリジナルのキャラクターになりきるコスプレーヤー=北谷町美浜

ゲームのキャラクターなどで装飾した「痛車」がずらり

コスプレーヤーと記念撮影する家族連れなどでにぎわった会場=北谷町美浜

DJが流す曲に合わせて「オタ芸」ダンスを踊る参加者

好きな漫画やオリジナルのキャラクターになりきるコスプレーヤー=北谷町美浜 ゲームのキャラクターなどで装飾した「痛車」がずらり コスプレーヤーと記念撮影する家族連れなどでにぎわった会場=北谷町美浜 DJが流す曲に合わせて「オタ芸」ダンスを踊る参加者

 美浜のデポアイランドに現れたコスプレ集団。アニメや映画などの登場人物になりきり、道行く人の写真撮影に応じてポーズを決める。親子でコスプレする参加者もいて、互いの衣装へのこだわりなど情報交換に話が弾んだ。外国人参加者も多かった。

 舞台では、アニメソングなどに合わせて踊る「オタ芸」の披露や、県内アイドルのライブも開かれ、熱心なファンの声援が送られていた。

 参加者の中には、インターネットのサイトなどを通じて知り合った人も。

 女性2人で息の合った「オタ芸」ダンスを披露した「ハンドルネーム」ふよさん(14)と、にみうさん(20)は昨年、ツイッターで知り合い仲良くなったという。動画サイトを見ながらそれぞれが練習し、当日、初めて合わせて踊った。

 人気漫画「銀魂(ぎんたま)」のキャラにコスプレした19~23歳の男女4人組は、出身地も年齢もさまざま。インターネットのサイトで知り合って以降、イベントでの交流を続けている。

 「オタク」文化は「お宅」を飛び出し、現実世界での交流や自己表現の一つにもなっている。

 ゲーム「ドラゴンクエスト」の勇者にふんしたコスプレ歴15年、那覇市の徳本亮さん(31)は「ここは自分を表現する場所の一つ。好きな人同士で会話したり、撮影を求められるのもうれしい」と慣れた様子で写真撮影に応えていた。

 県立美来工科高校2年生の西田太一さん(16)は、高校の先輩や同級生計6人でダンスチームを結成し、会場で披露した。「人前で踊るのは緊張したけど、とても楽しかった。思い出になった」と笑顔だった。

 また、会場にはアニメやゲームキャラクターなどを装飾した「痛車」6台がそろった。県内の愛好家で作る「沖縄痛車製作委員会」のメンバーらの出展。

 自家用トラックにゲームキャラクターを描いた浦添市の運送業の男性(37)は「インパクトのある車を作るのが面白い。ほかの人がしない、自分だけのオリジナルというのがいい」と魅力を語る。

 痛車製作委員会メンバーのうるま市の男性(30)は「健全な時間帯に青少年も参加して『オタク』の遊びができるイベントの趣旨に賛同した」と話した。

 参加者の「好き」を追求する心で満たされた会場には、知らない世界が広がっていた。あなたも思い切ってコスプレしてみませんか? 同イベントは次回、8月に開催される予定。(文・湧田ちひろ 写真・勝浦大輔)