夏の渡り鳥ベニアジサシ約1千羽が渡嘉敷村の通称チービシのナガンヌ島で繁殖している。沖縄県環境部自然保護課と沖縄野鳥の会の山城正邦会長ら調査チームが8日、現地で確認した。同課はレジャー客や釣り人らに対し繁殖地に近づかないように呼び掛けている。

無人島の集団繁殖地を飛び交うベニアジサシ=渡嘉敷村・ナガンヌ島(嵩原建二さん撮影)

無人島の集団繁殖地を飛び交うベニアジサシ=渡嘉敷村・ナガンヌ島(嵩原建二さん撮影)

無人島の集団繁殖地を飛び交うベニアジサシ=渡嘉敷村・ナガンヌ島(嵩原建二さん撮影) 無人島の集団繁殖地を飛び交うベニアジサシ=渡嘉敷村・ナガンヌ島(嵩原建二さん撮影)

 調査は県のチービシ鳥獣保護区の3島で実施。ナガンヌ島ではエリグロアジサシ約60羽、マミジロアジサシ約40羽を確認。クエフ島ではベニアジサシ約120羽、エリグロアジサシ14羽、マミジロアジサシ2羽、オオアジサシ1羽が見つかった。神山島でもエリグロアジサシの巣と2つの卵、ベニアジサシの若鳥1羽、マミジロアジサシの成鳥3羽を確認した。

 同行したNPO法人どうぶつたちの病院沖縄の金城道男副理事長は「今年は台風が少なく、巣が壊されなかったため繁殖が順調。ナガンヌ島のレジャー業者が、自主的に観光客の立入防止柵を設置したの効果的だった」と語った。